by 微花
「庭に声あり、人をして語らしむる」 二十歳を越えてから思いがけず植物に目ざめ、思い余って植物の写真絵本「微花」をつくってからはいよいよとめどなく、ついに庭の世界に足を踏み入れてしまった二人の庭師——西田有輝・石躍凌摩によるラジオ。耳を澄ますにつれ庭がどこまでも広がって、スウスウと流れ込んで来ること請け合い。 微花とは 目ざましいものではなくてかすかなものを、他をしのぐものではなくて他がこぼすものを、あらしめるもの、またあらしめようと目ざすこころみです。 Twitter https://twitter.com/kasuka___ Instagram https://instagram.com/kasuka_mag note https://note.com/1489 stores https://kasukamagazine.stores.jp
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March 5, 2024
2015年に微花を創刊し、2016年の夏までに四季六冊を刊行したタイミングで一時休刊。そうして、2019年4月に装幀をあらたに復刊したことを機に、同年4月から8月にかけて全国十ヶ所を巡った微花復刊記念ライブツアー「絵本的」—それらのアーカイブの一部を、このたび公開いたします。 三つ目は、2019年8月4日に恵文社一乗寺店でひらかれた「絵本的」の最終講演、「開かれてある世界に生きなおす」—微花とつち式による鼎談です。 目次 『つち式』—元をたどれば人間も土によって生きている/ 生の空虚/『つち式』の出発点は、この世に生まれたことの不可解さにある—どういうわけか私は生まれ、気づけば生きている/ 生き方やハウツーについての話は、すでに自分が生きているということを完全に了解している/ 生きていること自体の物凄さに気付いてから、植物のある世界に開かれた/ 社会的な体裁の外側に、確かに信じられるものとして植物があった/ 人間があまり好きではない、代わりに他のいきものの方が好きだったことから畑をはじめる/ 自然農—野菜もつくりたいし、ほかのいきものとも暮らしたい/ 蝉の声を聞いたら動悸する西田/ 大江健三郎の『私という小説家の作り方』/ 柿の枝と自分との境目もないほどに、幼少期は自然と溶け合っていた/ 幼少期の自然体験が後世に与える影響/ 野菜を飾って観賞する/『つち式』を読んでいると、個人の趣味趣向を超えたところから殴られる気がする/ 植物が好きなのではなく、生きている以上はそこに惹かれざるを得ない/ 都会と里山の時間感覚の違い/ 野菜という生物の生存に介入する農耕エロティシズム/ 切花人間/ 庭師の歓びのひとつは、木にとっての小鳥や風になること/ 都会的(≒近代的)な感性を身に付けると、田舎での生活をより愉しめる/ 里山二二二〇—里山の維持までを含めた稲作/ 朝夕の散歩によって規則正しく狂う/身近なところに目を向けようというより、突然向こうからやってくる / 身体に閉じ込められているという感覚/何をしようとしまいとこの身体は前提としてあって、そこからはじまるものがある/ 前提をより確かにしていくか、前提をすっとばして自由を求めるか/ 人類堆肥化計画
March 5, 2024
2015年に微花を創刊し、2016年の夏までに四季六冊を刊行したタイミングで一時休刊。そうして、2019年4月に装幀をあらたに復刊したことを機に、同年4月から8月にかけて全国十ヶ所を巡った微花復刊記念ライブツアー「絵本的」—それらのアーカイブの一部を、このたび公開いたします。 三つ目は、2019年8月4日に恵文社一乗寺店でひらかれた「絵本的」の最終講演、「開かれてある世界に生きなおす」— 微花とつち式による鼎談です。 目次 『つち式』—元をたどれば人間も土によって生きている/ 生の空虚/『つち式』の出発点は、この世に生まれたことの不可解さにある—どういうわけか私は生まれ、気づけば生きている/ 生き方やハウツーについての話は、すでに自分が生きているということを完全に了解している/ 生きていること自体の物凄さに気付いてから、植物のある世界に開かれた/ 社会的な体裁の外側に、確かに信じられるものとして植物があった/ 人間があまり好きではない、代わりに他のいきものの方が好きだったことから畑をはじめる/ 自然農—野菜もつくりたいし、ほかのいきものとも暮らしたい/ 蝉の声を聞いたら動悸する西田/ 大江健三郎の『私という小説家の作り方』/ 柿の枝と自分との境目もないほどに、幼少期は自然と溶け合っていた/ 幼少期の自然体験が後世に与える影響/ 野菜を飾って観賞する/『つち式』を読んでいると、個人の趣味趣向を超えたところから殴られる気がする/ 植物が好きなのではなく、生きている以上はそこに惹かれざるを得ない/ 都会と里山の時間感覚の違い/ 野菜という生物の生存に介入する農耕エロティシズム/ 切花人間/ 庭師の歓びのひとつは、木にとっての小鳥や風になること/ 都会的(≒近代的)な感性を身に付けると、田舎での生活をより愉しめる/ 里山二二二〇—里山の維持までを含めた稲作/ 朝夕の散歩によって規則正しく狂う/身近なところに目を向けようというより、突然向こうからやってくる / 身体に閉じ込められているという感覚/何をしようとしまいとこの身体は前提としてあって、そこからはじまるものがある/ 前提をより確かにしていくか、前提をすっとばして自由を求めるか/ 人類堆肥化計画
March 3, 2024
2015年に微花を創刊し、2016年の夏までに四季六冊を刊行したタイミングで一時休刊。そうして、2019年4月に装幀をあらたに復刊したことを機に、同年4月から8月にかけて全国十ヶ所を巡った微花復刊記念ライブツアー「絵本的」—それらのアーカイブの一部を、このたび公開いたします。 ふたつめは2019年5月11日にひらかれた 「絵本的 」於 月白 —微花と月白店主による鼎談となります。 目次 養生したい/ 好きなことをして生きていくという言葉への違和感 /「月白」という店名の由来/『微花』の文章の核となった『感受体のおどり』/ 目ざましいものではなくてかすかなものを、他をしのぐものではなくて他がこぼすものを、あらしめるもの / ハナミズキに咲かれる / 既存の植物図鑑の逆張りとしての『微花』/ 四半世紀ものあいだ金木犀の香りさえ知らなかったところから、微花を経て庭師へ/ 春落葉に気付く/ 珈琲を勉強しはじめて味覚がひらきはじめた感覚と、花の名を知って視覚がひらきはじめた感覚との相似/『微花』は単なる植物の本なのではなく、植物を媒介とした世界入門の本/ 植物によって生きている人間の姿を描くという新たな構想の為、一時休刊/『つち式』と『母の友』との遭遇を経て、微花の絵本的な側面に気付く/ 生きていることそれ自体の物凄さ/『おやすみなさいの本』—世界にはいろんなことがあるけれど、きょうのところは「おやすみなさい」/ 単純であることは存外むずかしい/ 単純の究極は存在そのもので、絵本にはそれが描かれている/複雑な世界を生き延びる為には、時折戻ってこれる場所がひつよう/ 名のあるものになろうとする/『気流の鳴る音』—うつくしい道をしずかに歩む/ 君はすでになされている/ 空虚を簡単に満たさないこと/ 焚いている人が燃えている火
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