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About 大失敗のRadio-Activity
2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。
- Publisher
- 前衛批評集団「大失敗」
- Category
- arts · society & culture
- Language
- ja
- Explicit
- No
- First episode
- 7 Dec 2019
- Latest episode
- 15 Aug 2020
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19 episodes in the feed.

15 Aug 2020
大失敗のRadio-Activity第十七回「奇妙な一日、偶然の脱原発運動」
第十七回 15 12.52.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/152012.52.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 今回は赤井浩太が復帰。久々の「大失敗」散歩で、最近リニューアルした「新風館」 (https://shinpuhkan.jp/)に行ってきました。イケイケクリエイティヴ隈研吾資本主義空間に若干辟易とした僕たちでしたが、そこから色々な偶然が重なり、関電前の脱原発運動に参加することに…。他にも奇妙な出来事(中上健次研究者松田氏の失態など)について報告します。 (以下から『大失敗』が購入できます) https://daisippai19.booth.pm (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

1 Aug 2020
大失敗のRadio-Activity第十六回「思想のデザイン(後編)」(ゲスト:藤原有記)
第十六回 01 16.09.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/012016.09.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 今回も多忙で赤井浩太が欠席。左藤青の放浪編です。今回は五月に発売した『大失敗』第1期第2号のデザイン&巻末漫画を担当した藤原有記が登場し、第二号のデザインについて語ってもらいました。後編に当たる今回では、『大失敗』に掲載されている漫画の制作秘話(?)や、藤原さん自身のお仕事や趣味についてもフォーカス。藤原さんが最近手がけている、伝説的バンド「頭脳警察」でのデザインなど、貴重なお話を聞くことができました。 (以下から『大失敗』が購入できます) https://daisippai19.booth.pm (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

18 Jul 2020
大失敗のRadio-Activity第十五回「思想のデザイン(前編)」(ゲスト:藤原有記)
第十五回 15 17.35.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/152017.35.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 今回も多忙で赤井浩太が欠席。左藤青の放浪編です。今回は五月に発売した『大失敗』第1期第2号のデザイン&巻末漫画を担当した藤原有記が登場し、第二号のデザインについて語ってもらいました。後半では、過去の思想誌のデザインについても振り返りながら、批評誌のデザインについて考えています。 (以下から『大失敗』が購入できます) https://daisippai19.booth.pm (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

18 Jun 2020
大失敗のRadio-Activity第十四回「『大失敗』2号発売と謎の男」(ゲスト:袴田渥美)
第十四回 17 14.31.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/172014.31.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 一ヶ月ほど前、かねてから準備してきた『大失敗』第1期第2号がついに発売致しました。すでに多くの方から反響をいただいております、ありがとうございます。こちらについて、「大失敗」同人メンバーである袴田渥美と左藤青で話しました(今日は赤井浩太が多忙のため欠席)。「謎の男」袴田さん自身のプロフィールにも迫る内容になっております。 (以下から『大失敗』が購入できます) https://daisippai19.booth.pm (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

12 May 2020
大失敗のRadio-Activity 第十三回「緊急特番・東/外山対談について」
第十三回 12 12.06.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/122012.06.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 先日2020年5月10日(日)にゲンロンカフェのニコ生 (https://genron-cafe.jp/event/20200510b/)にて、批評家の東浩紀さんと革命家の外山恒一さんが対談されました。かねてより「大失敗」が注目してきた (https://daisippai.hatenablog.com/entry/2018/10/26/200000)この二人の思想家の対談はツイッターでも話題を呼び、近年稀に見る批評的な出来事であったと思います。これについて、赤井と左藤で意見交換をしました(リモートで)。 ※取ってすぐに出しているので編集する時間がなく、ほぼノーカットでお送りしています (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

9 May 2020
大失敗のRadio-Activity 第十二回「みんな!日記を書こう!」
第十二回 09 15.05.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/092015.05.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 今回も「リモート録音」です。急に日記を書き始めた左藤の真意、日記を書くことの意義、コロナでの生活の変化、政治性の変化、星野源はノンポリか? など、割とざっくばらんな雑談をしています。 (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

11 Apr 2020
大失敗のRadio-Activity 第十一回「コロナ時代を生き延びる批評」
第十一回 大失敗のRadio-Activity 第十一回.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/E5A4A7E5A4B1E69597E381AERadio-Activity20E7ACACE58D81E4B880E59B9E.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 今回はCOVID-19流行に対応して「リモート録音」をしました。「自粛要請」の同調圧力の中、様々な言説が跋扈して疲れるこの頃ですが、コロナ時代をどう捉えるべきか、あるいは捉えないべきか、について赤井と左藤が語りました(様々な事情から左藤がメインで喋っています)。 (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

5 Apr 2020
大失敗のRadio-Activity 第十回「『生活の批評誌』と『大失敗』」(ゲスト=樫田那美紀)
第十回 01 20.26.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/012020.26.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 今回は、前回 (https://daisippai.seesaa.net/article/474037984.html)に引き続き、我々より少し先輩の批評同人誌『生活の批評誌』 (https://seikatsuhihyou.hatenablog.com/)の樫田那美紀さんにお越しいただきました! 『生活の批評誌』は、「生活」と「批評」というややもすると相容れないと思われがちな二者の交差する場所を探しつつ、精力的に活動している批評同人誌です。「大失敗」とはかねて若干の交流があった他、意識的に「政治」を問題にしておられる点で、「大失敗」との共通点もあります。 今回は「大失敗」と『生活の批評誌』でお互いの印象、交差するところ、批判点など、率直に語り合いました。「生活」を批評することとはどのようなことなのか? 何を語るべきなのか? など、論点はたくさんあると思います。ぜひお聞きください! (Twitter:『生活の批評誌』 (https://twitter.com/seikatsuhihyou?lang=ja)) (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

14 Mar 2020
大失敗のRadio-Activity 第九回「生活の批評」(ゲスト:樫田那美紀)
第九回 大失敗のRadio-Activity 第九回.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/E5A4A7E5A4B1E69597E381AERadio-Activity20E7ACACE4B99DE59B9E.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 今回は、我々より少し先輩の批評同人誌『生活の批評誌』 (https://seikatsuhihyou.hatenablog.com/)の樫田那美紀さんにお越しいただきました! 『生活の批評誌』は、「生活」と「批評」というややもすると相容れないと思われがちな二者の交差する場所を探しつつ、精力的に活動している批評同人誌です。「大失敗」とはかねて若干の交流があった他、意識的に「政治」を問題にしておられる点で、「大失敗」との共通点もあります。 今回は『生活の批評誌』を始めたきっかけ、雑誌作りについて、『生活の批評誌』のコンセプト(生活と批評の交差点、フェミズムとの距離感)など濃密なお話ができました。次回も引き続き樫田さんにお話を伺うので、そちらもお楽しみに。 (Twitter:『生活の批評誌』 (https://twitter.com/seikatsuhihyou?lang=ja)) (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

7 Mar 2020
大失敗のRadio-Activity第八回「われらの人間性、ならびに恋愛相談の回」
第八回 07 13.54.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/072013.54.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 「もう何かを考えて喋るのはいやだ」という左藤の一言から始まる今回は、左藤・赤井のお互いの経歴や性格についてゆるく話し合っています。左藤が思想書を読み始めたきっかけ、赤井の高校・大学時代の話など。 後半では、最近設置したお題箱に(なぜか)来た恋愛相談(「二人の女性を好きになった時どうすればいいか」)に答えています。 (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

29 Feb 2020
大失敗のRadio-Activity第七回「インポッシブル・アーキテクチャー」
第七回 大失敗のRadio-Activity第七回.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/E5A4A7E5A4B1E69597E381AERadio-ActivityE7ACACE4B883E59B9E.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 今回は、赤井・左藤・松田さんの三人組で「大失敗散歩」で大阪・中之島にある国立国際美術館に行ってきました。 現在開催中の「インポッシブル・アーキテクチャー展 建築家たちの夢」(監修:五十嵐太郎)は、様々な「アンビルト」に終わった建築について紹介するという、なかなか先鋭的な展覧会でした。ラジオでは、岡本太郎、メタボリズム、建築と「六八年」、アンビルトに終わったザハ・ハディドの新国立競技場案などの話題に触れています。 以下、公式サイト (http://www.nmao.go.jp/exhibition/2019/architect.html)からの引用です。「20世紀以降の国外、国内のアンビルトの建築に焦点をあて、それらを仮に「インポッシブル・アーキテクチャー」と称しています。ここでの「インポッシブル」という言葉は、単に建築構想がラディカルで無理難題であるがゆえの「不可能」を意味しません。言うまでもなく、不可能に眼を向ければ、同時に可能性の境界を問うことにも繋がります。建築の不可能性に焦点をあてることによって、逆説的にも建築における極限の可能性や豊饒な潜在力が浮かび上がってくる――それこそが、この展覧会のねらいです。」 あと、冒頭ではなぜかバレンタインデーの話もしています。 (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

1 Feb 2020
大失敗のRadio-Activity第六回「赤井浩太の必勝すばるクリティーク講座」(応用編)
第六回 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 大失敗のRadio-Activity第六回.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/E5A4A7E5A4B1E69597E381AERadio-ActivityE7ACACE585ADE59B9E.m4a) 前回 (https://daisippai.seesaa.net/article/473269174.html)に引き続き、日本の第二回すばるクリティーク賞受賞者である赤井浩太「先生」が、「通信教育」でレクチャーしていきます(ゲストは中上健次研究者の松田樹さん)。なぜか若干影が薄い「先生」をよそ目に今回は、「応用編」ということで日本における批評の新人賞の歴史をできる範囲で振り返り、「批評家の就職難」問題に切り込んでいきます(後半では現在の知的状況についても批評を加えています)。

25 Jan 2020
大失敗のRadio-Activity第五回「赤井浩太の必勝すばるクリティーク講座」(基礎編)
第五回 大失敗のRadio-Activity第五回.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/E5A4A7E5A4B1E69597E381AERadio-ActivityE7ACACE4BA94E59B9E-8cb0d.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 日本の文芸誌の評論部門の賞で特に大きなものといえば、「群像新人賞」と「すばるクリティーク賞」ですが、2020年はどちらの賞も受賞者なしということで、「不作」の年でした。 そこで今回は、批評家志望の皆さんに向けて、第二回すばるクリティーク賞受賞者である赤井浩太「先生」が、どうすれば賞を取れるような評論が書けるのか、そしてそのためにはどのようにして本を読んでいくべきか、「通信教育」でレクチャーしていきます(ゲストは中上健次研究者の松田樹さん)。

7 Jan 2020
大失敗のRadio-Activity第四回「二〇二〇年の『進歩と調和』?:万博記念公園」
第四回 ラジオ第四回.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/E383A9E382B7E38299E382AAE7ACACE59B9BE59B9E.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」 (https://twitter.com/daisippai19)がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太 (https://twitter.com/rouge_22)と左藤青 (https://twitter.com/satodex)で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 あけましておめでとうございます。2020年最初の更新となる今回は、「大失敗散歩」! 大阪府吹田市の万博記念公園に行ってきました。 2020年といえば万博から50周年ですが、万博記念公園には最近エキスポ・シティなるショッピングモールもでき、家族やカップルが休日を過ごすにはいい場所になっています。 今回我々は太陽の塔の中にも入りました。ラジオ内では、そうした場所の印象に合わせ、今ではすっかり「国民のいい思い出」になっている1970年の大阪万博(正確には「日本万国博覧会」)について語っています(「大失敗」ブログでは写真も豊富に公開していますのでそちらもご覧ください。) 「人類の進歩と調和」を掲げる万博は、確かに1970年において、戦後日本の復興を海外にアピールするものとしてある種の「象徴」となっていきました。またそこには「未来」(進歩と調和)への期待がかけられここには名だたる進歩的文化人たち、当時の「前衛」的アーティストたちが「動員」されていきます(例えば思いつくままに列挙しても、桑原武夫、小松左京、丹下健三、岡本太郎、磯崎新、黒川紀章、武満徹、手塚治虫など)。 しかしその「未来」を十分日本国民は受け取り、その結果を総括し得たのでしょうか。そして「お祭り」としての万博とはどのようなものなのでしょうか。あるいは「万博」とは果たして、本当に「歓迎」すべきイベントなのでしょうか。そもそも万博とは?岡本太郎の「太陽の塔」がもつ「縄文的」イデオロギーとは?ラジオではこのような話題にまで広がっています。 2025年に予定されている大阪・関西万博 (https://www.asahi.com/topics/word/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E4%B8%87%E5%8D%9A.html)(テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」)を考えるためにも、万博の過去と未来を振り返るのもいいのではないでしょうか。 (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

31 Dec 2019
大失敗のRadio-Activity 第三回(後半)「批評の歴史と『大失敗』」(ゲスト:松田樹)
第三回(後半) 大失敗のRadio-Activity part3-2 - 2019_12_31 20.55 2.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/E5A4A7E5A4B1E69597E381AERadio-Activity20part3-220-202019_12_312020.55202.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」 (https://twitter.com/daisippai19)がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太 (https://twitter.com/rouge_22)と左藤青 (https://twitter.com/satodex)で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 第三回は長さの関係で二分割!(後半)。 前半に引き続き、ゲストに中上健次研究者の松田樹さんをお迎えしつつ、今回は松田さんが批評の歴史を主に三点に分けて解説! 「政治運動の代補」としての批評とはいかなるものなのか? 文学研究者から見た「批評の歴史」と私たち「大失敗」の批評的実践の意義とは? 年末年始でお時間のある方は色々と遡って読んでみるのもよいのではないでしょうか… ちなみに今回も松田さんが注釈をつけてくれました。 『大失敗』ラジオ注釈(松田樹) ◎「上下分ち書き」形式への補足 このラジオでは文献が手元になかったため記憶違いをしているが、浅田彰による「上下分ち書き」形式の文章は、『インパクション』(91・8、特集ゲイ・リベレーション)掲載の「ゲイ・ムーヴメントのために」ではなく、『G S 2号』(84・11、特集POLYSEXUAL――複数の性)掲載の「性を横断する声」に、その一例が見られる(ただし、後述の通り、前者でも浅田の戦略は一貫していると思われる)。 ここで浅田は、ドゥルーズ+ガタリ「生成する音楽――『ミル・プラトー』からの二つの断片」を上段に、ドミニク・フェルナンデス「料理万歳!『チューダーの薔薇』第一章」「『ポルポリーノ』からの断片」を下段に配置している。下段にて「フランスの同性愛作家」フェルナンデス(1)のテクストに託して異性愛規範から逸脱した芸術家(カストラート)や同性愛者の苦悩を内在的に捉えつつ、それを上段のドゥルーズ+ガタリの分析によって跡付け、かつ性の体験をポリセクシュアルな方向へと開いてゆこうとするのである。このような構成・配置こそ、対象への内在とそれに対するメタ言及という浅田の所謂「ノリ」/「シラケ」の二重戦略を示すものであり(2)、それが(往時の?)あるべき批評のスタイルであることを、「上下分ち書き」という形式によって強調することを収録中の発言は意図していた。 「ゲイ・ムーヴメントのために」においても浅田は、恐らく同様の立場を踏襲している。「ゲイ」を自認する人々が主宰した集会での講演をもとにしたこの論考で浅田は、同性愛者のカムアウトを通じた「アイデンティティ」の闘争を評価しつつ、異性愛と同性愛という「二項対立」を超えた「差異」の戦略(すなわちポリセクシュアリティ)を提起している。それに相即して、「ゲイ・ムーヴメントのために」の末尾では――あたかも同特集にも散見される同性愛者のカムアウトのフォーマットを模倣するかのように――思春期以来の性の遍歴が吐露される一方、その体験が「「彼」と呼んでおきたいある人物の性の歴史」と客観的に位置付けられている。つまり、ここでも「ノリ」/「シラケ」の二重戦略が取られていると言えよう。 収録中にも発言した通り、上記のような浅田の戦略を継承していると思われるのが、東浩紀の「オタクから遠く離れて」(『Quick Japan』97・10)である。「オタクから遠く離れて」では、上段に《遠く離れて》、下段に《オタクから》という章がそれぞれ配置される。上段がサブカルチャーの歴史を辿る客観的な記述であるのとは対照的に、下段はそのなかで「僕」が辿ってきた私的な変遷が述べられる。そして最終章では《オタクから遠く離れて》と両系列が「僕」という話者に統合された上で、結末の部分では「フェティッシュ&ロジカル」とその分裂がポップに肯定されている(「おお、まとまったじゃないですか。こんなふうな感じなんですよ。ねえ。」とこの文章は締め括られる)。(3) 以上を踏まえて再説すれば、批評とは「僕」=「ゲイ」(浅田)=「オタク」(東)という論じられる対象に論者自身がフェティシズム的に固執しながらも、同時にロジカルな視線によってそこから「遠く離れ」たメタ視点が確保されねば成立しない(しなかった)営為であると言えよう。「上下分ち書き」という形式は、その下段において「ゲイ・リベレーション」特集や『Quick Japan』を購読する読者共同体を鼓舞しつつ、上段の理論的記述によって彼らに分析の眼差しを差し向ける批評という書き物の二重性を体現しているのだ(4)。 注 (1)別のところで浅田は、フェルナンデスを「フランスの同性愛作家」と紹介している(「同性愛はいまだにタブーか」(『VOICE』98・6、『批評空間』アーカイヴで閲覧可能。19年12月現在。http://www.kojinkaratani.com/criticalspace/old/special/asada/voice9806.html) (2)「対象と深くかかわり全面的に没入すると同時に、対象を容赦なく突き放し切って捨てること。同化と異化のこの鋭い緊張こそ、真に知と呼ぶに値するすぐれてクリティカルな体験の境位(エレメント)であることは、いまさら言うまでもない。簡単に言ってしまえば、シラケつつノリ、ノリつつシラケること、これである」(浅田彰『構造と力』「序に代えて」)。 ちなみに、収録時、東による「分ち書き」形式の試みは、デリダの『割礼告白』や『弔鐘』からヒントを得ている可能性を左藤青から示唆された。ただし、ここではその形式によってもたらされる対象への固執と批判的吟味を同時に含む「遠く離れて」という身振りが、批評の文脈で有している(きた)意義について簡単に述べた。 (4)ただし、『現代思想 特集レズビアン/ゲイ・スタディーズ』や『実践するセクシュアリティ』に収録された座談会等でも浅田が一貫してその二重性を「運動」と「理論」と区分しているのに対して、東においてはそれが批評の読者との関係性として脱政治化――東はそれを旧来とは異なる意味での「政治」と捉えるのかもしれないが――されている。 ここで『ゲンロン0 観光客の哲学』にて東が、「必要と欲望」に追従する「下半身」と「理性をもって熟議する」「上半身」という、「分ち書き」形式にも通じる「二層構造」のモデルによって現代社会を把握していたことを想起したい(「第3章 二層構造」)。「資本主義的、革命的――東浩紀の広告戦略について」(https://daisippai.hatenablog.com/entry/2018/10/26/200000)で指摘される通り、東の批評は、提起される内容(欲望の下半身/理性の上半身という「二層構造」のモデルや、「誤配」という哲学的テーゼ)と彼のスタイル自体(下段に置かれたオタク的記述/上段に置かれた理論的記述という「上下分ち書き」の形式や、「広告」を志向するそのキャッチーな文体)が密接に対応しているのである。 『ゲンロン』の巻頭言などを通じて「批評とはなにか」(「批評とは病である」「批評とは幽霊を見ることである」「批評とは距離の回復である」etc…)が近年の東によって反復的に問い続けられるのも、それが批評を定義付ける内容上の問いであるとともに、(むしろそれを超えて)批評の新しいスタイルを模索する試みであるために他ならない。 (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

31 Dec 2019
大失敗のRadio-Activity 第三回(前半)「研究者が読む『大失敗』創刊号」(ゲスト:松田樹)
第三回(前半) 大失敗のRadio-Activity part3 - 2019_12_31 15.17 1.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/E5A4A7E5A4B1E69597E381AERadio-Activity20part320-202019_12_312015.17201.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」 (https://twitter.com/daisippai19)がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太 (https://twitter.com/rouge_22)と左藤青 (https://twitter.com/satodex)で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 第三回は長さの関係で二分割!(前半)。 前半に引き続き、ゲストに中上健次研究者の松田樹さんをお迎えしつつ、今回は松田さんに『大失敗』創刊号の感想をお聞きし、一つずつ非常に丁寧な批評をしてもらいました。 なお後半では、松田さんの知見をフル活用で、批評の歴史を語ってくれています。 (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

28 Dec 2019
大失敗のRadio-Activity 第二回(後半)「二〇一九年を批評する」(ゲスト:松田樹)
第二回(後半) 大失敗のRadio-Activity part2-2 - 2019_12_28 13.48 1.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/E5A4A7E5A4B1E69597E381AERadio-Activity20part2-220-202019_12_282013.48201.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」 (https://twitter.com/daisippai19)がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太 (https://twitter.com/rouge_22)と左藤青 (https://twitter.com/satodex)で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 第二回は長さの関係で二分割!(後半)。 前半に引き続き、ゲストに中上健次研究者の松田樹さんをお迎えしつつ、年末ということもあって二〇一九年に起きた様々な出来事について批評的に取り組みました。赤井浩太にとっても「激動の一年」だったらしい二〇一九年ですが、それはおいといて、今回は特に今回は改元、N国党・れいわ新撰組、あいちトリエンナーレなどについて触れています。単にそれを解説するだけではなく、批評的な営為としてそこで潜んでいる問題系としてのポピュリズム、外山恒一とN国の差異、天皇制、「癒し」としての天皇、リベラルの「堕落」などについて語ってみますが、はたしてうまくいっているでしょうか… (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

20 Dec 2019
大失敗のRadio-Activity 第二回(前半)「京都駅ビルのアンチ・モダン」(ゲスト:松田樹)
第二回 大失敗のRadio-Activity part2 - 2019_12_20 20.32 1.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/E5A4A7E5A4B1E69597E381AERadio-Activity20part220-202019_12_202020.32201.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」 (https://twitter.com/daisippai19)がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太 (https://twitter.com/rouge_22)と左藤青 (https://twitter.com/satodex)で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。 第二回は長さの関係で二分割! 今回から、二ヶ月に一回程度様々な場所に行って、その場所や都市や建築について批評を加えていく「大失敗散歩」をしていきます。今回は、ゲストに中上健次研究者の松田樹さんをお迎えしつつ、京都駅ビルにいってきました。 京都駅ビルは原広司による建築。原広司による建築の背景、その是非などについて語っています(外ロケ部分は若干聞きづらいものとなっていますのでご注意ください)。また、原広司と交流のある大江健三郎についても言及しています。 ラジオ後、なんと松田さんが内容についての注釈をつけてくれました!とても詳しく書いてくれているので、お聞きいただいた後にお読みいただくとより知識が深まるかと。 以下松田さん。 『大失敗』ラジオ注釈・第二回(前半)(松田樹) 大江健三郎における「建築」の問題 収録中では、大江健三郎が井上光晴の小説について「建築」という語を用いて批判的に言及していると述べた。正確には、大江は井上の小説が持つ「建築」=「構造的」な性格を評価しつつ、それが「混沌」にまで発展して行かないため、(小説の長短にかかわらず)「長篇」というよりも「中篇」と呼ぶに相応しいと批判している(大江健三郎・江藤淳編『われらの文学20井上光晴』、大江健三郎「解説」)。なお、参考までに、大江文学(のみならず戦後日本文学)と「建築」の問題については、石川義正『錯乱の日本文学』に詳細な言及がある。ただし、石川は、以下に見るような「集落」ではなく、「塔」的なものへの関心から大江における「建築」の問題を分析している。 *「谷」の形式をした京都駅ビルの「集落」的構造 ≒ 大江健三郎「谷間の村」? 1990年 JR京都駅改築について国際的コンペを開催 ←1990年8月〜91年7月 内子町立大瀬中学校設計 1991年 コンペ審査にて原広司氏案が決定 ←1991年10月〜92年7月 内子町立大瀬中学校施行 1993年 12月 京都駅ビル建設工事着工 1997年 7月12日 JR京都駅開業(https://www.kyoto-station-building.co.jp/about/を参考にした) ここからは、原広司が手掛けた京都駅ビルの建築が、同じく原のデザインによる大江の母校・大瀬中学校の建て替えのプロジェクトと並行して進んでいることが読み取れる。また、原と大江は、大瀬中学建築に際して、両者の関心の近さが窺われる、以下のような文章を記している。 (https://daisippai.up.seesaa.net/image/E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E38388202019-12-202020.42.12.png) (大江健三郎の母校・愛媛県喜多郡内子町立大瀬中学校。設計は原広司+アトリエ・ファイ建築研究所。写真は『GA JAPAN』創刊号1992・AUTUMNより) ・原広司「文学と建築の場所」(『GA JAPAN』創刊号1992・AUTUMN) 大江健三郎にしても、私にしても、共同体となるものについてあれこれと考えてきた。今日、共同体の行方はほとんどわからない。この状況が、文学の現場にどのような影響を与えているか知るべくもないが、何らかのかたちで建築に現われているだろう。(中略)たまたま、大瀬の谷では、文学と建築の場所が物理的に重なり合った。もちろん膨大な大江文学に対して、建築は、文学内の一つの局所的場所とも比べるべくもない小さな点にすぎない。端的に言えば、私は大江健三郎の文学に対する一つの解釈(むしろ解釈の断片)を、建築学的に表現しようとした。 ・大江健三郎「新建築が発掘される」(『GA JAPAN』創刊号1992・AUTUMN) 原広司の解説にそくしていうなら、ここに新しく建築された中学校を先頭にした集落が、村の風景を新しく整えているのである。破壊されたものを恢復させる仕方で。その中学校を中心にすえた風景が、新しい意識において総合されなおした、つまり新しく社会化された自然の景観を村にもたらしているのである。村の小さな予算の域をこえて人々がこの中学校の実現のために努力し、いまは中学校の下方を流れる川に沿って整備するヴォランティア活動が始められている。そのような村の共同体の、新しい秩序の構想の実現は、いまやくっきりとあきらかである。 ここに挙げた二つのエッセイから窺われるように、大瀬中学校建築に際して原と大江に共通して見られる関心は、想像力を通じて失われた共同体をフィクショナルに立ち上げる(大江の所謂「破壊されたものを恢復」)ことである。だが、並行して建てられた京都駅ビルの「谷」の構造が、大江の母校が位置する「谷間の村」と類比的に捉えられるとすれば、移動の通過点である駅を「共同体」や「集落」に見立てる原の発想は興味深いとはいえ、収録中にも議論になった通り、それが今日有効に機能しているのかは些か疑問であろう。 例えば、イベント用にしつらえられたという中空の舞台も————もしもその場所が当初の計画のように活用されたならば、大江の『万延元年のフットボール』を思わせる祝祭空間が演出されたかもしれないが————現在は使用が禁止されたことで既にトマソンと化していたし、我々が休日に訪れた際も百貨店やホテルが入る駅ビル上層階にはほとんど人がおらず、谷間の底辺に位置する中央改札口とバス乗り場周辺だけが京都の中心部に向かう観光客で混雑していた。 (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)

7 Dec 2019
大失敗のRadio-Activity 第一回「批評家の一年:赤井浩太の場合」
第一回 大失敗のRadio-Activity part1 - 2019_12_06 14.13.m4a (https://daisippai.up.seesaa.net/image/E5A4A7E5A4B1E69597E381AERadio-Activity20part120-202019_12_062014.13.m4a) 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」 (https://twitter.com/daisippai19)がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太 (https://twitter.com/rouge_22)と左藤青 (https://twitter.com/satodex)で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。記念すべき第一回となる今回は、2019年に文芸誌『すばる』(集英社)から批評家としてデビューした (http://subaru.shueisha.co.jp/critique/history/index.html)赤井浩太が、この一年どのような生活を送っていたのかについて語りつつ、「批評」と言われるジャンルの輪郭に迫っていきます。 赤井・左藤ともに若干まだ語りがかたいですが徐々にこなれていくと思います、たぶん! (https://daisippai.up.seesaa.net/image/podcast_artwork.png)
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